医療的ケア教員講習

<講師>

喀痰吸引等の研修の講師は、医師、看護師(看護師、保健師助産師)などになります。医師の知識や技術の関する講師は、医師、看護職に限定されていますが、法制度や、倫理等に関する講義は医師、看護師に限定されていません。

 

<研修内容>

研修内容は、第1号研修、第2号研修と第3号研修によって異なります。

 

<第1号研修・第2号研修>

基本研修(講義50時間と演習)と実地研修に分かれています。基本研修は

第1号研修と第2号研修は、同じないようです。

実地研修では、第1号研修では喀痰吸引(口腔内、鼻空内、気管カニューレ内部)と径管栄養(胃ろう、腸ろう、経鼻径管栄養)のうち、特定された行為についておこないます。

講義が終了すると、その学習の習得度に関する確認(テスト形式で行われる)があります。

演習の習得確認は、実際に利用者に対する手順の習得という方法で行われます。この二つの条件を満たし基本研修を修了すると実地研修に進むことができます。実地研修の習得確認は実際に利用者に対する手順の習得という方法で行われます。

50時間の講義では、喀痰吸引と径管栄養について介護職などが実施できる行為について、安全に実施できるように、知識と技術を学びます。講義の科目は法令で定められていますが、

この科目を大別すれば総論と、喀痰吸引および径管栄養それぞれの行為に関する、知識と技術を学びます。

 

<第3号研修>

第1号研修・第2号研修と第3号研修の主な違いは、基本研修の時間数と内容および講師や

指導者が特定の者を担当する人々を中心として構成されていることです。基本研修の時間数は、講義8時間と演習1時間で実地研修に進みます。学習する知識や技術は、特定されている者の状態にあわせた内容や方法に特化されていることになっています。

つまり、第3号研修は特定されている者に対応する内容に限定されている点に特徴があり、第3号の認定証は特定されている者以外には適用できないものになっているのです。